とらや工房からのお知らせ
【そのほか】定休日のとらや工房
自然を大切にしているとらや工房の池は、
底にセメントを塗ることもなく昔ながらの姿をしています。
箱根の伏流水が少しずつ流れる池は淀むことはありませんが、
強い雨風で流れ込む土や落ち葉は徐々に溜まってしまいます。
そこで必要となるのが、「池さらい」と「泥あげ」です。
水面に浮かぶ葉などをさらう「池さらい」をして水を抜くと、いよいよ「泥あげ」です。
1枚目の写真は、池の底に溜まった土をすくい運びあげ、
左側に小さな土手となる部分をつくっているところです。
どうも、土は左の小路側から流れ込んでいたようなのです。
2枚目の写真の右上に見える小路を、高低差に従って
土が流れたことが窺われます。
そして仕上げは草張りです。
強く根を張った草で小さな土手を覆えば、少しの雨で崩れる
ようなことはありません。
きれいな姿となったとらや工房の池は、この後ひと晩かけて
たっぷりの水に満たされました。
とらや工房にお越しの際には、ぜひ整った姿の池や小さな土手を
ご覧ください。
(ど)